能登上布

透ける涼しげなこちらの反物は能登上布です。

能登上布は石川県の能登町を中心に生産されている歴史ある手織りの麻織物で

生産数が少ないため希少な盛夏もの。

夏の蒸し暑い時は風通しも良く、肌にはりつかない麻織物が着たくなりますね。

だいやすには鮮やかなこんなお色目の能登上布もございます！

写真より爽やかなレモンイエローと薄いグリーンです。

夏に映えるとても綺麗なお色。

軽くて、見た目にも分かる通気性の良さ

そして麻らしいシャリ感。

先程希少と書きましたが、能登上布は近年衰退の危機にあり

最盛期には120軒もあった織元は現在たった1軒になっています。

その織元さんが今年元日の能登半島地震で被災されたとニュースで報じられていました。

再開されたと耳にしたのでひとまず安心しましたが

呉服業界の伝統ある技術が途絶えることのないよう

もっと多くの人に能登上布の良さをお伝えしていかねば！と思っています。