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針供養
着物にかかわる日常をお過ごしの皆さまにとって、針と糸は欠かせない相棒ですね。
半衿付けやちょっとしたほつれの修理で活躍してくれます。
だいやすでも毎日の業務で必要不可欠な道具です。
今日はそんな相棒たちを供養する針供養の日なんです。
折れたり、曲がったり、錆びたりすることで使えなくなった縫い針を寺社(神社やお寺)に納め、針を供養し、裁縫の上達を祈る行事です。
針供養は、2月8日、または12月8日に行われる行事。2022年も同様です。東日本では2月8日、西日本では12月8日に行うところが多くみられるようですが、地域に関わらずどちらか一方の日に行うところや、両日行うところもあります。
嵐山の法輪寺さん、大阪天満宮さんでは2月8日にも行われるようです。
供養の仕方は地域によって異なりますが、一般的には、豆腐やこんにゃくのような柔らかいものに針を刺します。豆腐など柔らかいものに刺すのは、それまで硬い生地に何度も糸を通してきた針を、最後は柔らかいところで休んで成仏してほしいという労いの意味が込められているそうです。
昔はそれぞれの家庭で針供養を行っていたそうですから、豆腐やこんにゃくに針を刺し、身の回りの道具を点検して、大切にする日にしてはいかがでしょう。
お出かけが難しい時は、おうちの神棚にあげて供養するといいそうです。