スタッフブログ

さくら染め

京都で春一番が吹いたという 先月のいつかの土曜日。 学童へ長女をおむかえにいくと 敷地内のあちこちに桜の枝が 落ちていました。 花の咲く前の桜の枝は よく染まるのだと、本に書いて あったのを読んだばかり。 チャンスかも、と夢中で拾い、 先生に、いただいていいか聞くと、 どうぞどうぞ、とのこと。 桜の剪定時期なんて限られているし、 蕾の付いた枝など剪定しないだろうから こんなチャンスはめったにないと、 ときめきました。 さっそく、枝を乾かして ぽきぽきと折って、アルカリ抽出で 染液をつくって… すぐに染めるつもりでしたが、 染液はキッチンの片隅で4日間も 放ったらかしに。 見るとすっぽんの生き血のような 色になっていました。 今回も、かんたんな絞りをして 染めてみました。 はじめての銅媒染。 濃染剤もつかって。 たった2~3分浸しただけで とても濃い色に染まりました。 ピンク、というよりも茶色。 レバーみたいな。 でもすてきです。 翌日、浸す時間を減らしたら… なんてやさしいピンク! ふんわり、甘~い色合いです。 それぞれこのあと、型染を して、墨描きをして仕上げます。 たのしみたのしみ。

だいやす

〒600-8494 京都市下京区四条通西洞院西入傘鉾町41
阪急京都線 大宮駅より徒歩5分 地下鉄 四条駅より徒歩7分 市バス 四条堀川より徒歩2分、四条西洞院より徒歩1分