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さくら染め
京都で春一番が吹いたという
先月のいつかの土曜日。
学童へ長女をおむかえにいくと
敷地内のあちこちに桜の枝が
落ちていました。
花の咲く前の桜の枝は
よく染まるのだと、本に書いて
あったのを読んだばかり。
チャンスかも、と夢中で拾い、
先生に、いただいていいか聞くと、
どうぞどうぞ、とのこと。
桜の剪定時期なんて限られているし、
蕾の付いた枝など剪定しないだろうから
こんなチャンスはめったにないと、
ときめきました。
さっそく、枝を乾かして
ぽきぽきと折って、アルカリ抽出で
染液をつくって…
すぐに染めるつもりでしたが、
染液はキッチンの片隅で4日間も
放ったらかしに。
見るとすっぽんの生き血のような
色になっていました。
今回も、かんたんな絞りをして
染めてみました。
はじめての銅媒染。
濃染剤もつかって。
たった2~3分浸しただけで
とても濃い色に染まりました。
ピンク、というよりも茶色。
レバーみたいな。
でもすてきです。
翌日、浸す時間を減らしたら…
なんてやさしいピンク!
ふんわり、甘~い色合いです。
それぞれこのあと、型染を
して、墨描きをして仕上げます。
たのしみたのしみ。