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歌川国芳の半幅帯
歌川国芳の半幅帯。 歌川国芳 の浮世絵『朝比奈小人嶋遊』は 「あさひなこびとじまあそび」と読みます。

ムチムチの巨大なおじさんは、 鎌倉時代に実在した武将・朝比奈三郎義秀をもとに生まれた豪傑キャラクター。


よく見ると、地面には小さな小人の大名行列が! 楽しそうに眺めている姿は、まるでガリバー旅行記みたい。 でもこの浮世絵。 ただのユーモラスな物語絵、というだけではないとも言われています。 描かれたのは、表現が厳しく制限されていた江戸後期。 ストレートな権力批判はできない時代です。 だからこそ、物語のかたちを借りて描かれた “匂わせ風刺”なのでは?という見方も。 風刺とは、 「これを批判しています!」とはっきり示すもの。 けれど歌川国芳はひねりを効かせ、 「あなたはどう読む?」 と、観る側それぞれに委ねます。 だから今でも議論になるし、 何度見ても飽きない。 そう思うと、この帯も ただ可愛いだけじゃない気がしてくるのです。 こちらの着物と半幅帯は店頭でご覧いただけます。

