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たまねぎ染め
おやすみ中に、2本目の帯を染めようと
あれこれ考えていました。
絞り染めがいまいち上手にできないので
調べると、わたしのよく使う
‘帽子絞り’というのは、プロの職人
さんは、絞り台を使って
しかも男の人が力をこめて絞っている
のだそう。
ということで、絞り台の代わりになる
器具を自作してみることに。
これが、思いのほか
ぎゅっと絞れる!
絞りの仕上がりをちゃんと見るために
今回は濃い色に染まる植物を
探していました。
見つけたのが、近所の道端にたくさん
生えているツルニチニチソウ。
濃いグリーンに染まるのだそうです。
が、実際に採取しに行くと
等間隔に植えられているようで
取ってはいけない場所のよう。
誤算でした。
ということで、自宅のキッチンに
貯めつづけていたたまねぎの皮を
いよいよ使ってみることに。
たまねぎの皮染め。
銅媒染。
もっとベージュっぽく染め上がる
予定でしたが、金茶みたいなすごい色に…
でも、絞りはとってもきれいに
仕上がりました。
やっぱり道具って大事なんだなぁと
改めて思った日でした。
後日さらしのハギレも染めて。
左から、鉄媒染、ミョウバン媒染、銅媒染。
どの色も、こっくりとした発色が
きれい。
たまねぎは優秀な染料なんだなぁと
おもいました。
この帯は、このあと
型染めと墨描きをして仕上げました。