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友禅のつづき~色差し&水元~
地入れをした生地に
伸子を張りなおして
色差しをしました。
地入れがうまくいっていなくて
糊の生地への食い込みがあまかったり、
染料に入れる助剤の糊気の加減が
うまくいっていないと、
糸目糊の輪郭線から
色がはみだしてきます。
この、色がはみ出すことを
「泣く」と言っていました。
お花の花芯のことを
「におい」と言ったり。
ぼかしを入れるときの
グラデーションの染め際のことを
「あし」といったり。
その世界にはその世界の
(もしかしたらその工房だけの?)
用語があるものですね。
色差しを終えたら、生地と
不織布を巻いて、蒸します。
今回は、こものにするので
地染めはしませんでした。
蒸し上がったら、生地を水で洗います。
輪郭線の防染の役割をしていた
もち糊が、お水にふやけて取れてゆき、
白い線になってでてきます。
色は思ったよりもきれいでしたが
布が乾くとやっぱり
ほわんと素朴な、やさしい感じです。
幼なじみに、ふたり目の赤ちゃんが
そろそろ誕生する予定。
かなり素朴なできばえですが、
今回の鳥さんと天使さんを
モビールにして、プレゼントできたらと
おもっています。