だいやすでは常に仕入れを行なっておりますが、
今回はだいやすが入荷商品を店頭にお出しするまでの流れをちょっとご紹介します♪
入荷品があると、まず検針器で検針をします
針が入っていると大変ですから大事な工程です。
こちらは金属反応してお知らせしてくれる機械。その名も『検針器』!
そのまんまですね(笑)

電源をいれ、上下左右、四方八方検針器に通していきます。
この時、ピーピーピー!!と音が鳴ると、金属、すなわち針が紛れこんでいる証拠。
この検針器、ホチキスの針やはたまた縫い針の欠けたわずかな針先まで反応する優れもの。無くてはならない機器です。
機器が反応したら原因となる金属が見つかるまで徹底的に探します。
何度も検針器にかけ、なんの反応もないのが確認出来たらつぎに採寸をします。
ここでお着物や帯の寸法を把握し
時には仕立て直したり、裄直しをしたり。
袖丈なんかも直したりして、よりお召し頂き易い様にします。

昔ながらの竹の鯨尺を使って。
差しは、気温や湿度などに左右されず、また伸び縮みしない素材ということで、やはり竹尺が一番。昔は鯨の鬚を使っていたそう。だから鯨尺なんですね。
建物の曲尺とは同じ一寸でも長さが違うのでくれぐれもお間違えのないように。

尺貫法が法律により禁止された後も、やはり着物には鯨尺が一番わかりやすく便利。でも尺差しを使うと法律違反。ってことでセンチを片方に、もう片方に鯨尺にして、ちゃんとメートル法の差しですよーと、こんな差しが出来たとかなんとか。面白いですよね。
その後、ミシン縫いなのか、手縫いなのか。素材は正絹なのか違うのか。胴裏は?八掛けは?と様々な品目をチェック。
もちろん汚れなどの検品もします。
お客様目線でお着物をチェックしますので、着用した時目立つところ、気になる所はちゃんと染み抜きに出しています。
また、着用したら目立たなくなるところ、気にならない所はあえて染み抜きや加工をせず、よりリーズナブルにお求め易い価格でご提供出来るようにしています。
そして、種類別に見易く、お客様が探しやすい様に考えながら店頭に並べていきます。
以上がだいやすの新入荷品お出しするまでの工程です。
しっかりチェックしてから店頭にお出ししておりますので、安心してお買い求めいただけると思います。
また、ここからネットショップ用に写真を撮ったり
コーディネートを考えたりInstagramでご紹介したり。
そう、このブログに上げる商品もこの過程を経てきた商品達なのです♪
さまざまな工程を経て、皆様にご紹介しております。
今も着々とお出しする準備を進めておりますのでどうぞお楽しみに♪