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紋のお話①

だいやすでは着物に紋を入れる加工も承っております。

お茶をされている方も多く、

紋について色々聞かれることがあるので今日は紋についてのお話を。

 

◎紋の数は五つ、三つ、一つがあり数が多いほど格が高くなります。

黒留袖や紋付は背、胸元、両外袖に五つ紋をいれますが、

色無地などは背に一つ紋を入れます。

 

◎紋の入れ方には抜き紋と縫い紋があります。

▼こちらは色無地に丸に五三桐で入った抜き紋です。

紋のところの色を抜いて黒く縁取った紋です。

▼こちらは男性紋付に梅鉢の紋です。

男性の紋は女性のものより大きさも少し大きいです。

 

▼こちらは下り藤の縫い紋です。

白や着物に近いお色の糸で縫って入れた紋です。

実は縫い方も幾つかあるんです。

紋は入れ方で格が変わり、縫い紋より抜き紋が格が高くなります。

 

◎女性は家の紋を入れる方もいればご実家の紋を入れる方もいらっしゃいます。

そして関西では女性の紋に丸をつけないことが多いのですが

関東では丸をつけたりします。

関西と関東で地域性がありますので

家族や親族の方に確認してみてくださいね!

 

紋が載っている紋帳があり、

比較的よく見かけるものは載っているのですが

中には載っていないような珍しい紋の方もいらっしゃいます。

リサイクルのお着物に入っている紋を

できるだけお客様にお伝えしたいと思ってはいるのですが

調べても全く分からないことも。

苗字と一緒で家族の分だけたくさん紋もあるのですよね。

個人的に初めてみる紋はワクワクしてしまいます!

色々書きましたがそれでも話きれない実は深〜い紋のお話でした😄

だいやす

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