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重陽の節句
菊の蕾がふくらみ始める長月。
9月9日は重陽の節旬。「菊の節句」とも呼ばれています。「9」は陰陽道で、縁起が良いとされる「陽」の数字(奇数)の最も大きい数字であり、陽が重なることから「重陽の節句」となりました。
菊はすぐれた薬効をもつ植物として古くから知られ、4世紀に記された書物には菊が群生している谷を下ってきた水を飲んだ村人たちが長寿になったという「菊水伝説」が中国にはあります。
江戸時代には、この日に再び雛人形を飾る「後の雛」という風習が広まったそうです。
桃の節句が女の子の成長や幸福を願うのに対し、菊の節句は大人の女性の健康や不老長寿を願う節句で、「大人の雛祭り」ともいわれてきました。
月夜に菊の帯をしめて、長寿を祝う女子会にお出かけ、なんていかがでしょう。